スポード・ビリングスレイローズのトリオ&フジコヘミング♪
2011年 09月 20日スポードのビリングスレイローズというティーカップとケーキ皿のトリオです
1892年にイギリス・スポード社でデザインされ
イギリスのバラとレース模様のロマンティックなデザイン、オフホワイトの地肌が
長い間女性の心を魅了してきました。
このカップは50年以上前に作られたもので、私より年上の女性?ですが
美しさはそのまま、うらやましい限りです。。。
その上、レースのような細かいエンボス模様が、レース好きの私にはたまりません~
ずっと以前に2客のティーカップを揃えていたのですが、
昨日のアンティークマーケットで、デッドストックのこの6客トリオが75ドル(約5千円)
と、とっても魅力的なお値段だったので連れて帰ってきてしまいました。
日本から来た友達が、日本のアンティークのネットショップで
3万近くで買ったロイヤルドルトンのカップやハマースレイやリモージュが
こちらでは2千円位で売っているのを見て、とてもショックを受けてたっけ。。。
欧米では芸術品でない限りは、もっとアンティークはカジュアル感覚なんです。
だから毎週あちこちでアンティークマーケットが開かれ
たくさんのお客さんで賑わっているのです。
先週末は、お母さまの最後に使われたアンティークのカップを大切にしているという
フジコヘミングのピアノコンサートに行ってきました
ロサンゼルスのダウンタウンにあるウォルトディズニーのミュージックホールです。
ディズニー家から100億円ほどの寄付を受け作られたものです。
(実際はもっとお金がかかってしまい、トヨタがかなりの金額を寄付したそうです)
このホールの道を挟んだ反対側に、今回のコンサート会場の
コルバーン音楽学校があります。
左側の茶色の建物の一角です。
手前の低い建物が地下へ続くコンサートホールとなっています。
こちらは、コルバーン音楽学校の寮やカフェテリアになります。
ここはアメリカでもトップクラスの音楽学校で500人ほどの生徒がいるそうです。
入学が許可されると、生徒は授業料、寮費、食費、すべて無料となり
音楽の勉強に集中できるようになっています。
コルバーンさんの遺産で設立され、それに賛同する人の寄付で運営されています。
アメリカのお金持ちの中には半端じゃないお金を残し、それを
次の世代の才能を伸ばしていくことに使うという、立派な事をする人も多いのです。
フジコヘミングさんもその中の一人。
今回は日本の震災のためのチャリティーコンサートで全米を回っていらっしゃいます。
今回は最前列の真ん中、こんな位置でフジコさんの演奏を見ることができました。
楽譜も見ず、ほとんど目をつぶったままピアノを弾くのですが
妖精が踊っているかのような軽やかな指の動きに目が吸い込まれてしまいました。
特に私の大好きなショパンの”別れの曲”は心打たれました。。。
あのピアノの音は、誰も出せないような神がかっているような音だと思います。
コンサート後、主人が私へのバースデー祝いだといって
知り合いのスポンサーの方に頼んで、フジコさんに会わせてくれたのです!!!
マネージャーの女性が話をすると、いいですよ、というフジコさんの声が聞こえ
控え室にいくと、ドアのところにあのフジコさんが立っていてくださっていました!
どうぞ~、と中へ入れていただき、今日のコンサートでいかに感動したか
しどろもどろな私の話を聞いてくれて(ここは私だけの秘密にしたいので)。
彼女はまるで少女のようなんです!
目をキラキラさせながら話をしてくれるのです。
そのあと、フジコさんの絵のリトグラフを持っていたら
そこに、カタカナのほうがいいわね、とフジコとサインをしてくれました。
そして、急に口を近づけて、キスマークまで付けてくださったのです
半分気絶状態の私に、こんどはフジコさんのほうから手を出してくださって
しっかりと握手まで。。。
長い間苦労なさった人なので、人が喜ぶことを苦も無くしてくださるのです。
フジコさんの人間性がそのままあのピアノの音に出ているのだと
改めて感じた瞬間でした。。。
フジコさん、スポンサーの皆様、主人に感謝感謝です
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by kque-sera-sera
| 2011-09-20 17:41
| スポード