ビンテージ ホーローのコーヒーポット♪
2011年 11月 15日先日すごくきれいな状態のホーロー(エナメル)のコーヒーポットを見つけました。
私にとってアンティークは飾って眺めるというよりは
使ってみたい!という感情のほうが強くて、手に入れることが多いのです。
だから古いホーローのサビサビは、どうも苦手で。。。
でも、普通のエナメルポットやル・クルーゼのお鍋などは大好きです
このホーローのコーヒーポットは、あることを知ってから見つけたもので
きっとそれを知らなかったら目に入らなかっただろうなぁ、と。
主人の母が亡くなってから、遺品の整理などをしているのですが
そのときに主人のおじいちゃんの写真が出てきたのです。
主人のお父さんのお父さん、つまり直系のご先祖さまのものです。
結婚前、おじいちゃんはお鍋とかを作る工場を経営していた、と聞いたことは
あったのですが、なんだかその写真とイメージが合わなくて
もう一度主人に聞いてみたら、
『お鍋とかをツルツルに色をつけたりして加工する工場』だというのです。
『ということは、ホーローやエナメルのこと?』と聞くと 『そうともいうね』
『神戸に工場を持っていて、東洋一の大きな工場で海外にも輸出してたよ』
結婚して25年。。。いかに私達のコミュニケーションがいい加減なものだったか。
銀婚式を迎えても、新たに相手のことを知ることってあるのですね~
この方がおじいさまです。 1920年、インドネシアで撮影したものです。
背の高くて手足の長いカッコいいおじいちゃん
靴まで真っ白なスーツ姿、そして傍らにはオウムが。。。
さすが神戸生まれ神戸育ち、普通の人はこんな格好できません~
1800年代終わり頃、まさにビクトリア時代、おじいちゃんは写真館で
1歳のとき、こんな写真も撮っていました。 本物のビクトリアン
1922年、仕事で香港にて。
ここは香港のホテル。同じく1922年。
ここは1920年、出張先のインドネシアにて。
100年近く昔のインドネシアの様子がたくさんの写真とともに残っていて
とても興味深かったです。
香港やインドネシアはヨーロッパ諸国と繋がっていたので
おじいちゃんのホーローたちがたくさん海外にも出て行ったのだと思います。
残念ながら空襲でその工場はなくなってしまったそうです。
でもひとつくらい残ってないの?と聞いてみたのですが
主人の両親もまるで興味がなかったらしく、何一つ残っていないのです。
主人もアンティークのホーローものがブームだということさえ知りません。
だから本当にひとつでいいからご先祖さまのホーロー製のポットやお鍋を
私達の元に連れてきたいな、と思っているんです
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by kque-sera-sera
| 2011-11-15 17:20
| 日本のアンティーク